しみの種類と治療方法しみの種類と治療方法
一般的にしみと呼ばれるものには様々な種類の色素病変が含まれ、それぞれ治療方法が異なります。まずは、診察で、しみの種類を診断し、どのような治療が良いかを相談しましょう。当院では、レーザー照射、フォトフェイシャル、トレチノイン、ハイドロキノン、イオン導入などの中から、お一人ごとに最も良いと思われる方法を考えて計画しております。いずれの治療も、診察を受けていただいてから、治療の予約を致します。
レーザー治療はこんな方におすすめ
- 目立つシミが1つあるいはいくつかある
- 2週間照射部位の保護ができる
フォトフェイシャルはこんな方におすすめ
- 全体的にしみ、くすみを薄くしたい
- これまで何も手入れをしてこなかったので、何かしてみたい
フォトフェイシャルでは、一時的に施術部のひげが抜けることがあります。レーザーは、脱毛作用もあるため、ひげの部位への施術についてはご相談になります。いずれの治療も、紫外線対策を行っていただきます。
治療のながれ
- 予約時間の10分前までに来院下さい。(レーザー治療の場合は1時間前に来院していただきます。)
- お部屋の準備ができましたら、お声をおかけします。
- 洗顔後、記録の写真を撮ります。洗顔料、タオルは、当方でも用意がございます。(レーザー治療の場合は、表面麻酔の処置を行い、1−2時間後に治療を行います。)
- ひげの部分への照射について確認を行います。
- 皮膚の状態を診察し、施術条件を決定します。
- 施術の間は、アイシールドをつけます。
- テスト照射し、照射後の皮膚の状態を確認してから、施術を行います。
- 施術中は、痛みを感じることがあります。つらいときには、遠慮なく声をかけて下さい。
- 皮膚の反応を確認して終了です。
よくあるご質問
- レーザーは痛いですか?
- レーザーを皮膚に当てると衝撃による痛みを感じます。このため、表面麻酔の処置を行ってからレーザーを照射します。
- レーザー治療ができる時期は?
- 治療後のスキンケアでは、紫外線防御が大切です。また、治療部をガーゼや絆創膏で保護していただくため、暑い時期は辛いと思いますので、特に事情がなければ、紫外線の弱まった秋から春先までの期間に治療を受けていただくことをお勧めしています。
- レーザー治療は1回の治療でとれますか?
- しみの色や皮膚の状態により、1回の治療ですべて消えない場合もしばしばあります。再度レーザー治療を行う場合は、最低半年間は皮膚を休めてから、行います。
- フォトフェイシャルの後は手入れが必要ですか?
- フォトフェイシャルの後は、しみの部分に小さな痂皮(かさぶた)が付くことがありますが、ガーゼ保護は必要ありません。日焼けをしないように、痂皮を無理に剥がさないようにしてください。
- イベントの直前でもできますか?
- いずれの治療も、直後には皮膚の反応が出ます。フォトフェイシャルは10日くらい前までに、レーザー治療は1ヶ月前までに受けていただくと、皮膚が落ち着いた状態でイベントを迎えることができます。イベント直前の場合は、ケミカルピーリングによる角質ケアおすすめしています。
治療前、後のケア
- レーザー,フォトフェイシャル治療を希望される場合は施術前に日焼けをしないよう気をつけて下さい。
- 治療後にほてった感じやヒリヒリ感がある場合は、保冷剤などで優しく冷やして下さい。
- アートメイク、刺青をしている部位は、変色や、やけどをすることがあります。事前に必ずお申し出下さい。
- 治療後には痂皮(かさぶた)ができます。痂皮が早く外れてしまうと、炎症後色素沈着が目立つ傾向があります。できるだけ長く治療部位を覆っておくため、痂皮を剥がさないようにしてください。レーザー治療の場合は、軟膏を塗ってガーゼで保護していただきます。
- 治療後、痂皮(かさぶた)がとれた後の皮膚を日焼けしないように気をつけて下さい。冬でも、屋外でスポーツなどをされる場合は日焼け止めを使用していただくようお願いします。
- レーザー治療の場合は、治療後に、炎症後色素沈着が出てきます。炎症後色素沈着は一時的なものですが、色素沈着の濃さや、おさまるまでの期間には個人差があります。多くの場合は、レーザー照射後3ヶ月目ごろに最も濃くなり、その後徐々に薄くなっていきます。
- いずれの治療も皮膚の中に金属が入っているとやけどを起こす場合があります。また、熱を加えるため、顔、首に注入療法を受けた方、異物が入っている方はうけていただくことができません。歯科矯正中の方は事前にお申し出下さい。